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フェアビーンズコーヒーのコーヒー生産者
ガヨマウンテンスマトラ/GAYO MOUNTAIN SUMATRA

【生産者協同組合:ガヨオーガニックコーヒー農場生産者協同組合(PPKGO)】
設立年:1997年 組合員数:1,900人 高度:1,100〜1,500メートル
収穫時期:10月〜6月 有機コーヒー生産割合:100%

ガヨオーガニックコーヒー農場生産者協会(PPKGO)は、インドネシア・スマトラ島のアチェ州ガヨ高地に位置するフェアトレードコーヒー協同組合です。組合員は小規模生産者で構成されており、産出されるコーヒーは全て日陰・有機栽培コーヒーです。政治的紛争地として知られるこの地で、PPKGOは高品質のスマトラコーヒーを生産、加工、輸出し続けてきました。また、ガヨ人、ジャワ人、アチェ人、パダン人、バタック人という多様な民族から成る組合員間に、平和と結束を維持してきました。組合員の20%は女性です。

組合員である生産者は、[環境的に]危機的状態にある河川流域や絶滅危惧種であるスマトラタイガーの保護区があるガナン・レウサー国立公園に面する一帯に住んでいます。このように環境的に脆弱な地域にて、組合から提供されるフェアトレードの収入と技術的サポートは、持続可能な農業と資源保護を促進してきました。

フェアトレード・オーガニック市場にコーヒーを販売ことで得られる多くの歳入により、PPKGOは以下のような様々な活動やプログラムに貢献することが可能になります:
◆改良・接ぎ木されたコーヒー苗木や日陰用樹木の種を提供する苗床プロジェクト
◆力の落ちた土壌や十分に実をつけることのできないコーヒー樹のリハビリテーション
◆生産者の除草剤使用を避けるための除草マシン購入
◆組合員家庭へ小額融資を行う信用組合の設立
◆水道、道路、モスク(イスラム寺院)、学校などの地域的インフラの改善
◆テイスティングラボの建設や5つのコーヒー加工機械の購入などのコーヒー製造過程の改良
◆収入源多様化プロジェクト:バニラ、イモ、バナナなどの付加作物の生産

「フェアトレードによる付加価値は単なる金銭的なことだけでなく、生態系や私たちのコミュニティーを守ることでもあります。今私たちは福利を向上させるためのインフラに投資ができます。また、私はフェアトレードのおかげで子どもたちを医療学校と産科学校に通わせることができました。」(モハメド・サリム PPKGO組合員)

グアテマラ コバン/GUATEMALA COBAN

【生産者協同組合:APROCOM & APRODIP】
組合員数:1,061人 高度:800〜1,500メートル

グアテマラのシエラ・デ・ラス・ミナス生物保護区のAPROCOM と APODIP は、僻地の山村に暮らすマヤ・ケクチ族やポコムチ族の零細農家1200世帯以上から構成されています。

以前、彼らはコーヒー豆を、半乾燥のパーチメントコーヒー(実の内果皮がついたままのコーヒー豆)として、市場価格よりはるかに安い値段で地元の中間業者に売ることしかできませんでした。しかし、2003年から始まった海外のソーシャルリスポンシブルカンパニー(高い社会的意識をもった企業)からの積極的な支援のもと、コーヒー生産農家はハイクオリティなコーヒー生産プログラムを展開することに成功しました。

熱帯地方の雲霧林という気候条件の下で、できる限り高品質のコーヒーを実現させるために85台の太陽光乾燥機が導入され、生産者のコミュニティ内に設置されました。これらの設備は、生産者が自分のコーヒーを協同組合の加工場に運ぶ前に豆を十分に乾燥させておく状態までもっていくことを可能にしています。

また、この地域の住民の98%は単一の言語(ケクチ語またはポコムチ語)しか話せませんが、企画や報告、検査は全てスペイン語で実施・記録されます。生産者が有機栽培/フェアトレードプログラムなどに関して情報を共有することができるようにするため、コミュニケーション支援を行うことによって、有機栽培・フェアトレードの認証・生産・加工および品質管理におけるトレーニングや技術支援など、多様な支援を生産者に行うことが実現しています。

このように有機栽培やフェアトレードの認証をはじめとしたスペシャルティコーヒー市場向けに商品化をすすめ、現在その品質はスペシャルティコーヒー市場で高い評価を得るまでになっています。

ニカラグア セゴビア/NICARAGUA SEGOVIA

【生産者協同組合:プロドコープ協同組合】
設立年:1993年 組合員数:2,318人 高度:1,200〜1,400メートル 収穫期:12月〜3月

ニカラグア北部のセゴビア地方に拠点を置くPRODECOOP協同組合は、現在40のコーヒー生産協同組合と2318世帯の生産者にて構成されている。この協同組合は、小規模コーヒー生産者に持続可能なコーヒー生産と市場への販売支援を提供するために1993年に設立された。

フェアトレード市場での売上を元に、下記のような様々な社会プログラムや品質管理プログラムを実施している
◆コミュニティへの基金:組合員の子供達のために何十もの奨学金制度が用意されており、多くの子供達が小学校や中等学校に通うことを可能にしている。これまでに本やリュックサックを2000名以上の生徒に提供してきた。
◆環境に対する取り組み:有機農法プログラムにより、認証済オーガニックコーヒーの生産量を協同組合全体の生産量の半分近くを占めるまでに高めた。
◆コーヒー加工設備の改善:多くのコーヒー加工設備やコーヒー貯蔵用倉庫を建設
◆コミュニティ内の小規模融資:組合員の家を建設/補修、地域での保健医療、災害の支援、必要なインフラ整備プロジェクト推進等
◆技術援助:高い品質水準を達成するための品質管理センターとカッピング研究室の建設。

PRODECOOPは常に最高品質のコーヒー生産に全力を注いでおり、2005年には、ニカラグア・コーヒー・カッピング・コンペティション「The Cup of Excellence」に参加し、見事第一位に輝いたのをはじめ、トップ10のうち3つをPRODECOOPのコーヒーが占めた。


フェアトレードコーヒー生産者。「フェアトレードは働く原動力になる。」彼はそう話してくれました。

 セゴビア県サンルーカス地区、ニカラグア(2001年2月撮影)

「昔は自分のデパルピングマシン(コーヒーの実を剥ぎ取る機械)を持つことができず、仲間と共同で使っていたよ。しかし今は自分のものを持っているんだ。・・・子供の服も買えるようになったよ。」 2001年2月 マルヒン(プロドコープ協同組合 ニカラグア)

「フェアトレードのおかげで、共同で使用しているデパルピングマシンにモーターを取り付けることができた。」「コーヒーの加工場所を(働きやすいように)作り直すことができたよ。」
2001年2月 フェアトレードコーヒー生産者
プロドコープ協同組合 ニカラグア

エチオピア イルガチェフェ/ETHIOPIA YIRAGACHEFFE

【生産者協同組合:オロミア協同組合】
設立年:1999年 組合員数:約2万4千人(フェアトレードコーヒー生産者:約7000人) 高度:1,500〜2,000メートル
収穫時期:10月〜6月 有機コーヒー生産割合:100%

コーヒーの原産地であるエチオピアは、120万人以上のコーヒー生産者を抱えており、約1500万もの世帯がその家計をコーヒー関連産業に依存している。エチオピアの輸出収入の半分以上はコーヒーによるものである。OCFCU(オロミアコーヒー生産者協同組合)は、エチオピア最大のフェアトレードコーヒー生産団体である。

オロミアは1999年、自分たちの作ったコーヒーをスペシャルティ・コーヒー市場に直接輸出することを目的とし、エチオピアの小規模協同組合35団体、計2万3691人の組合員によって設立された。オロミアの高地産のコーヒーは6種類とも全てエチオピアの南西部の熱帯雨林に住む先住民農家によって栽培されている。その品質への評価は高く、オロミア協同組合が出品したコーヒーは2005年の東アフリカ高級コーヒー協会のカッピング・コンペティションで一位を獲得した。

オロミア協同組合はフェアトレードによる収益を、以下の取り組みのために使っている:

◆機材の購入と修理:これまでに2つの水洗(ウォッシュド)用コーヒー施設を購入した。高品質な水洗アラビカコーヒーを生産する能力を維持するために、コーヒー加工機械のメンテナンスのための積み立て基金を設立した。
◆食糧の自給と多様性:コーヒーを柑橘類やバナナなどと混合栽培し食料を自給することにより、組合員は輸入食糧への依存度を低下させた。
◆有機栽培への取り組み:有機栽培の技術支援には次のようなものが含まれる。
・コーヒーの実の堆肥化
・日陰樹の活用
・天然/自然肥料による土壌保全のワークショップ

ディカフェメキシカンアルトゥーラ/DECAF MEXICAN ALTULA

【生産者協同組合:ラ セルバ協同組合】
設立年:1978年 組合員数:2039 高度:900〜1,250メートル
収穫時期:12月〜1月 有機コーヒー生産割合:80%

チアパス州のラカンドン熱帯雨林に抱かれた ラ・ウニオン・デ・ソシエダデス・デ・ラ・セルヴァ(ラ・セルヴァ)は、1978年にメキシコの農業改革運動とこの地域の保健医療・教育・社会サービスの向上への要求の結果として生まれた。この協同組合の設立農家や地元の聖職者達の多くはトホラバル族に属しており、「地球の神学」という考え方を重視していた。このため、この組合の主要な目標は、(1)地元の仲介業者を省いて自給自足を確立すること、(2)未来の世代のために環境を保護すること、の二つであった。今日では、ラ・セルヴァの段地状のコーヒー畑は土地の保全に役立っており、有機肥料は持続可能な生産を保証している。

◆信用貸付へのアクセス改善:ラ・セルヴァはフェアトレードによる付加的な収入を、収穫期に地元の銀行からの融資を確保するための担保として活用している。これらの融資は、収穫の事前資金として組合員に配給される。
◆作物の多様化:フェアトレード・システム内の他団体との交流の増加を通じて、ラ・セルヴァは栽培する作物を多様化させ、それにより組合員の食糧安全保障を強化した。
◆組合員の生活水準の向上:藁と草で編まれた屋根の家を、錫でできた屋根とセメントブロックの家に変えることができた。

有限会社フェアトレーディング Fair Beans